赤ライトで場所を特定
ムササビ観察をする人は必ず赤ライトを使っています。これは夜行性の動物を多く見つけるための必需品なのです。
夜行性の動物は光が嫌いなので、白い懐中電灯の光を見るとすぐに隠れてしまします。
赤い光はそれほど眩しく感じないので、「まあ良いか」って、隠れないことが多々あり、目撃できる確率が上がる仕組みです。
赤ライトの使い方ですが、ムササビの目が猫の目みたいにキランっと光るのを探します。この時のコツは顔(目)の近くで懐中電灯を持つ事です。
懐中電灯から出た光はムササビの目の奥(タペタム)で反射して光源に向かって真っ直ぐ帰ってきます。そのまっすぐ帰ってきた光を見るためには光源(懐中電灯)のすぐ側に目がある(逆に言えば懐中電灯を目の近くで持つ)必要があるのです。